魔女の宅急便キキに倣う、愛され女子のルール 後編-愛知のバイリンガルMC・引き寄せトーク®ANDSTORY-

引き寄せトーク®コミュニケーション

魔女の宅急便キキが愛される理由 後編をお届けします。

© 1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

前編

愛されルール6.素直

実家から飛び立った夜、先輩魔女の女の子に

「私は占いができますので、何とかやっているわ。あなた何か特技があって?」

と聞かれて、感じ悪!と怒るジジに同調して終わるのではなく

特技かぁ、と考えをめぐらせます。

結果として「私の特技は空を飛ぶことである」というキキの認識が、物語の中で確固とした輪郭を紡いでいきます。

幼い頃から無条件に備わっていた魔法の力が弱くなってしまった時、同じ魔女である母親に手紙を書いて相談するのではなく、絵描きという全く立場の違う女の子から

「そういう時はジタバタする。それでも何ともならなかったら描くのを止める。するとある時急に、描きたくて仕方なくなる」

とスランプの経験談を聞いて、自分を重ね合わせることができます。

魔女でも何でもないあなたに私の気持ちは分からない!と塞ぎ込んだりする事を彼女は絶対にしないのです。

例え、自分が既に知っている事を言う人に出会っても、きっとキキは耳を傾けると思います。

自分以外の誰かから、必ず学べることがあると言う謙虚な姿勢。

知っていると、出来ている。それを人に伝えられるという事に明確な差があることを、こういう女性は肌感覚で知っているのです。

愛されルール7.才能を形に変えていく行動力

オソノさんの家に住み始めた、その翌日のキキの行動量が凄まじいのです。

まず、パン屋のご主人が起き出すよりも早く起き、所持金を数えます。

電話を引いて配達屋をやろうと思うと、既に彼女の中で目的と行動が決定しているのです。

続いて、パン屋に顔を出し、お手伝いをしながらその計画をオソノさんに話します。

計画を話すという事は目標の具現化にあたってとても大切なことです。自分だけでは考えが堂々巡りするだけの事も、人にアドバイスを求めると、急に解決策や具体案が見つかったりします。

この時のキキもオソノさんから「家の電話を使えばいいよ、そのかわり店番をして欲しい」と申し受けた上に「部屋代無料に加えて朝食までつける」という願ってもみないオファーを受けることになります。

その後、パン粉まみれだった部屋をブラシで擦りまくったかと思うと

休憩する間もなく、買い物に出かけて日用品を揃えます。

パン屋に帰って来ると、初めてのお客さんであるファッションデザイナーさんから依頼を受け、森の向こうまで飛んで行きます。

朝から夜までフル稼働。このエネルギーは只者ではありません。

たった1日で、計画を具現化しています。

配達やろうと思うんだけどどう思う。

配達やろうと思うんだけど他の魔女に嫌われるかな。

配達やってみようかと思うんだけど重い荷物とかどうしよう。

配達って雨の日も飛ばなきゃだめかな?

と考えるばかりで行動できない女性であれば、こうはいかなかったと思います。

そしてその行動力こそが、オソノさんに助けられ、開業初日にご依頼を受けるというキキの運の良さに繋がっています。

成功する人って、リスクを理解しながらも、まず行動に出るスピード感を持っています。

1人の事業主として、キキに見習わないといけないなと、反省しました。

愛されルール 8.責任感がある

© 1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

風に煽られ、カラスに襲われ、初めての荷物である、ジジにそっくりな黒猫のぬいぐるみを森に落としてしまうキキ。普通ならこの時点でゲームオーバーかなとも思えるのですが、彼女はぬいぐるみを森に探しに行くのです。

その際、約束の時間に遅れるわけにはいかないからと、大切な相方のはずであるジジに、ぬいぐるみのフリをさせて届ける、という力技で場を持たせようとします。

その後絵描きのウルスラが、やぶれてしまったぬいぐるみを修繕してくれる間、交換条件に山小屋の掃除をする事になると、修繕が終わっても「お掃除がまだ終わっていない」事を気にします。

お金だけもらって帰れないからと、青い屋根の家の奥様の包み焼きを、釜戸で焼き上げて、彼女の仕事である「配達」までをやり遂げるシーンも然りです。

決して完璧主義であるとかではなく、どんな場面でも役割を全うしようとする姿に、どれほど仕事に慣れていこうとも、愚直な責任感は大切にしたいと、そんな事を考えさせられます。

愛されルール 9. 親切を贈り、見返りを求めない

キキは、とにかく優しいのです。

青い屋根の家の奥様が、オーブンが壊れて孫娘にニシンの包み焼きを届けることができないの、とがっかりしているのを見ると、約束通りお金を渡すと言ってくれているのにも関わらず、釜戸を使って焼きませんか?とお手伝いを申し出て、焼き上がるまでの間、電球の交換までも、積極的に引き受けます。

そして、設定額よりも多めにお礼を下さる奥様に対し、心の底から「こんなに頂けません」と伝えるのです。

そして奥様の気持ちを、礼儀正しいカーテシーで受け取ります

そもそもオソノさんとの出会いも、臨月に近いオソノさんが、お客さんを待たせておしゃぶりを届けようとしている場面に遭遇し「代わりに私が届けます」と申し出た事がきっかけでした。空も飛べますし。

その時「この人の家に住まわせてもらおう」なんて、キキは微塵も考えていなかったと思うのです。

見返りを期待しながらの親切は、相手に「与える」行為ではなく、相手から「奪う」行為だと言われます。

見返りを求めるのではなく、ただ目の前の人の役に立つことが嬉しい。

キキのこの精神は、特に、ギブアンドテークの関係が当たり前になってしまうビジネスシーンなどで、大切にしないといけないなと、考えさせてくれます。

決して無理して相手の役に立とうとするのではなく、自分に出来る事をさりげなく行動に移していくという在り方は、キキが信頼される所以のようにも感じます。

愛されルール 10. 勇気がある

© 1989 角野栄子・Studio Ghibli・N

飛行船にぶらさがってしまったトンボを助けるために、キキは奥様の家から駆け出して、掃除屋のおじさんからデッキブラシを借り受け、道路の真ん中から飛び立っていきます。

この時キキは、魔法の力が弱くなってしまったと悩んでいた真っ最中でした。

あんなに人の多いところで、デッキブラシに真顔で跨り、もし飛ばなければ、相当恥ずかしい思いをします。

しかしそんな事は考えるまでもなく、トンボを助けたい一心で行動に出ます。

この時のキキは「トンボを助ける」という目的以外の何も見ておらず

自分の中に自分以外の視点を一切介入させていません。

だからこそ取れた大胆な行動がトンボの命を救いました。

例えば、溺れる男の子を助けて表彰されたりする方は、決まって後のインタビューで、あの時、男の子を助ける以外の選択肢がなかったなんていう話をします。

勇気ある行動と言うのは、案外本人にとっては、無理やり勇気を振り絞った!ということではなく、目的に向けて一心不乱に動いただけ

という事が多いのではないかなぁと思います。

そうやって考えてみると、自分にとって大切なものが何か分かっているということが、愛すべき日常生活を守っていく事に繋がるようです。

そして、時として、周りの目など気にならない程、何かを守るために、まっしぐらになれるということが

強い女性の条件なのかもしれません。

以上、キキに倣う愛されルールでした。

多くの人に愛されるキキの魅力。

改めて、彼女から学ばせてもらったことを、普段の暮らしの中で実践していく事ができれば、かなり引き寄せ体質になれるのでは、と感じました。

これからも、ジブリ作品の大ファンです。お読みいただき、ありがとうございました。

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